このエントリーをはてなブックマークに追加

舘山寺、浜名湖周辺で人気の「牡蠣カバ丼」の地元食材~浜名湖産牡蠣と、養殖の歴史~

カテゴリー │●牡蠣カバ丼の食材について

舘山寺、浜名湖周辺で人気の「牡蠣カバ丼」の地元食材~浜名湖産牡蠣と、養殖の歴史~
美味しい牡蠣カバ丼の主役「牡蠣」。
一体、浜名湖でどんなふうに育てられているのでしょう?

舘山寺、浜名湖周辺で人気の「牡蠣カバ丼」の地元食材~浜名湖産牡蠣と、養殖の歴史~
浜名湖産の牡蠣は、ぷっくりと膨らんだ大ぶりの身と、ミネラル分豊富で濃厚な味わいが特徴です。
実は、その秘密は浜名湖での養殖方法にあります。

浜名湖の牡蠣養殖は、「垂下式(すいかしき)」という、カキを水中に吊り下げる方法です。

夏は潮通しが良い湖南部、秋以降は山川から豊富な栄養(植物プランクトン)が流れ込む湖北部と、3回ほど場所を移しながら、1年半の間、手間ひまを掛けて育てられます。

このため、浜名湖産の牡蠣は、大きくぷっくりと膨らみ、ずっしりと濃厚な牡蠣そのものの味わいが楽しめます。

舘山寺、浜名湖周辺で人気の「牡蠣カバ丼」の地元食材~浜名湖産牡蠣と、養殖の歴史~
さらに、美味しさを保つため、水揚げから出荷までも細心の注意が払われています。

浜名湖の牡蠣は養殖で、一つ一つ丁寧に手作業でむき身にした後にすぐに加熱専用として出荷されています。

生食用の牡蠣は、水揚げ後、数日間滅菌処理が必要になりますが、浜名湖産の牡蠣は新鮮なものを味わってほしいという思いから、滅菌処理はされず、加熱専用として販売されています。
出荷量は広島や三陸に劣りますが、剥いたばかりの新鮮な肌色に近い体色で、加熱しても縮みにくいため、料理店などでも愛用されています。

舘山寺、浜名湖周辺で人気の「牡蠣カバ丼」の地元食材~浜名湖産牡蠣と、養殖の歴史~
浜名湖の牡蠣の養殖の歴史は、全国でも歴史が古く、明治20年から130年近く続いています。
ウナギの養殖が始まったのは、明治24年。
実は、うなぎの養殖より4年も前に既に牡蠣の養殖が始まっていたことになります。

きっかけは鉄道、東海道線の建設工事が始まり、浜名湖につくられた鉄橋の足元部分などに天然の牡蠣が育っていたこと。
舞阪町の田中万吉さんが発見し、最初は水深の浅い湖底に砂利を敷き、牡蠣を置いて育てる「地蒔式(ぢまき)」から、浜名湖のカキ養殖の歴史がスタートしました。
大正末期には現在の「垂下式」へと徐々に切り替わり、種牡蠣を吊るして育てています。

浜名湖産の牡蠣が味わえるのは10月頃~3月中旬頃までです。ぜひ皆さんも味わってみてください。





同じカテゴリー(●牡蠣カバ丼の食材について)の記事


上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
舘山寺、浜名湖周辺で人気の「牡蠣カバ丼」の地元食材~浜名湖産牡蠣と、養殖の歴史~
    コメント(0)